ごあいさつ

代表取締役社長 中野 敏光

WDBは、事務職の派遣会社として創業しましたが、いくつかの岐路を経て、現在は理学系研究職の人材サービス会社としての地位を確立することができています。これも皆様方の一方ならぬご支援の賜物と感謝しております。

WDBは、これまで顧客満足を絶えず追求してきました。人材の適性を見極めて保証すること、必要な教育を施すこと、アフターフォローの徹底という一連の流れを一つのサービスとして行っています。私たちが、派遣するスタッフの適性を見極めて保証することができれば、安心して派遣就業を決めていただくことができると信じています。また、人手不足に対しては、全国の研修所で人材養成研修を実施することで、適正な価格で、可能な限り求められる納期内に就業を開始できるように対応してきました。しかしながら、最近は、多くのご注文に対してお応えすることが叶わず、それに対応するために派遣スタッフの待遇改善を行い、ご期待にお応えできるよう努めています。派遣スタッフの待遇改善においては、お客様のご協力なくしては行えませんが、大半のお客様のご理解の下、対応を進めることができています。

私たちのサービスを導入いただいた後も、そのご期待に応え続けられるよう、出勤率、仕事の量・質、お約束した納期までの対応等の項目で徹底したアフターフォローを行い、満足度を限りなく100%に近づけられるよう努力しています。また、派遣会社の本来の機能である人選の精度をより高める仕組みや、満足度の高いサービスを提供し、契約をきちんと全うするフォロー体制をもって、理学系研究職に特化した事業領域の中で、他の追随を許さない企業として存在し続けたいと考えています。

基本的な考え方は変わりませんが、DXへの対応とコロナ禍を経てのリモート対応、人を介して「仲介」を行うことへの疑問等、私たちは、自らのサービスの提供の形を変えていく必然性にも迫られています。人を介さずに業務取材を行い、タイムリーに人材を派遣・紹介できる仕組み、対面でなくてもアフターフォローができる体制等、対応していくべきことは多くありますが、品質を落とすことなく、時代にあったサービスを提供していくことを目指しています。自社開発のプラットフォームサービス「doconico(ドコニコ)」も、多くのお客様にご利用いただいていますが、まだまだ改善の余地があるため、さらなる利便性の追求を行ってまいります。また、派遣スタッフに対しては継続して待遇改善を行い、どこよりも高い報酬を支払うことのできる派遣会社となり、お客様への貢献度をより一層高めていきたいと考えています。

人材を扱う会社として、労働市場の中で派遣スタッフが、「私は望んで派遣で働いています」と胸を張って言えるような状況を作り出せるよう努力してまいる所存でございます。今後ともご支援くださいますようお願い申し上げます。

2024年5月

代表取締役社長

中野 敏光