社長挨拶│WDB株式会社

代表取締役社長│中野 敏光

事務職の派遣会社として創業して26年が経ちました。
いくつかの岐路を経て、現在は理学系研究職の人材サービス会社としての地位を確立することができています。
これも皆様がたの一方ならぬご支援の賜物と感謝しております。

1985年派遣法の施行前に、事務処理サービス会社として事業を始めました。その後、1996年に理学系研究職の分野に進出し、2005年に自社で研修施設を持ち、派遣スタッフの養成を始めるようになりました。理学系研究職として働きたいと考える人たちに、大きな選択肢を提供することができたと自負していましたが、派遣での継続就労の不安の問題は、解決することができませんでした。そこで、自らが事業体を持つことで就労機会や実務経験を積む場を創出すべく、2008年に有機合成を行う会社、キロテクノロジー研究所(現 WDB機能化学株式会社)を子会社化し、2009年に環境バイオ研究所(現 株式会社WDB環境バイオ研究所)を取得しました。そこで、実際に受託合成を行い、海洋生物の研究を行っています。自らが事業体となる第一歩を踏み出したのです。

人材派遣業界は、今はまだ逆風の中にあります。リーマンショックに端を発した派遣切りや、派遣業界自体の不祥事により、派遣就業そのものに問題があるかのようにも言われています。当社はその中で、2010年6月に「満足就労宣言」を行いました。派遣で納得して満足して働いている人たちにはよりよい派遣就業を、そうではなく派遣就業に不満を持ち、本当にここから出ていきたいと考えている人たちにはそのような支援を行っていきたいという思いを宣言しました。人材サービスに長年携わってきた者として、正々堂々と派遣事業を営んでいきたいと考えたからです。

また、雇用問題を中心にポスドクの能力活用が社会問題となっており、特に我々のサービスの対象となっている理学系分野に最もポスドクの人数が多いことから、このポスドク問題を解決するためにポスドクスタイル株式会社を2011年6月に設立しました。さらに、世界中の企業がグローバル化を進め、多くの研究開発拠点がアジアに開設される状況に対応するため、WDB Singapore Pte. Ltd.を2011年8月にシンガポールに設立しました。

このように我々の事業分野を単なる人材サービスの領域から広げていくことに伴い、2011年11月持ち株会社制へと移行いたしました。WDB株式会社はWDBホールディングスとなり、グループ全体の経営管理、資源配分等の戦略の立案とその推進に特化していきます。
人材サービス事業は新設分割により設立した新WDB株式会社に承継しました。WDBグループは理学系研究職という自らの強みに特化した事業領域の中で他の追随を許さない企業へと成長していく所存です。
今後ともご支援くださいますようお願い申し上げます。

代表取締役社長
中野 敏光